ちぇんじ 後日談⑦
- 2015/04/18
- 13:18
あの異様な雰囲気はどこへやら涼しい顔した天使サマとホテルの目の前にあるビーチへ出ていた。俺様は相変わらず女の子にチヤホヤされてて全然動けない天使サマは日陰で涼しい顔しながら海を眺めてるようだ。風に揺られて、日陰に差し込む光が反射するかのようにキラキラして見えた。周りを取り巻く黄色い声も聞こえなくなるくらいにその綺麗な肢体と仕草に引き込まれる。あの空間だけ別次元みたい。気がついたら取り巻いてる女の子...
ちぇんじ 後日談⑥
- 2015/04/14
- 23:34
ギシ、と鳴くベッド。男の体重二つを端で支えてるからか形が長方形とは言いがたく歪だ。そんな事をぼけーっと考えていたら、いつのまにかベルトは外されていた。俺様より何十倍も人生経験のある目の前の天使サマに願望すら抱いてた。照れるんじゃないか、顔赤らめるんじゃないかって。「無表情とはねー…」涼しそうな顔して、俺様の下半身を弄る。手とか目に遠慮は見えない。それでも、クラトスに触られてる事実だけで気分が高揚し...
ちぇんじ 後日談⑤
- 2015/04/11
- 00:35
朝食が出てきそうなくらい、クラトスの重い拳を食らったわき腹はジワジワと痛みが出てきた。時間が経つにつれだんだんジンジンしてきてついついわき腹を押さえてしまった。「っあー…いてー…」普段ならボフッと音がなるくらいの勢いで座るベッドにも慎重に腰掛ける。音まで響きそうなくらいの痛みに顔を顰める。「ゼロス、服を脱げ…」「えっ!?…あっいてー!」クラトスの発言に俺様は驚いた、つい大きな声を出してまたわき腹の痛み...
ちぇんじ 後日談④
- 2015/04/08
- 15:36
クラトスへの感情が恋ってわかってしまった翌日霧掛かってた視界が開けたかのようにクラトスを見るとキラキラしてみえた。「おはよー…」同室で寝れない、心臓うるさいって思ってたらいつの間にか寝ていた。それでも熟睡とはいかなかったのか、それとも寝るのが遅すぎたのかモゾモゾとベッドで体を伸ばす。目をごしごし擦って欠伸を嚙み殺した。「ああ、おはよう」天使って寝るのかな。眠くならないんじゃなかったかな。声のする方...